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辻堂建立供養 他(ツジドウコンリュウクヨウ ホカ)

辻堂建立供養 他(ツジドウコンリュウクヨウ ホカ)全1巻1冊

丁 数 40丁
版 式 四針眼 綫装 栗皮表紙
大きさ  27.6p×19.6p
識 語  無し
刊行時期  江戸時代初期

    本資料は鈔本(写本)であり、題簽及び巻首題等は見当たらないため、受入の際に『辻堂建立供
     養 他』という仮タイトルで登録を行った。
     内容は仏事法要の際に修された談義の草稿であり、「辻堂建立供養」の他、「十種供養」「堂供
     養」「鐘并鐘籠(ママ)堂供養」「橋供養」「千部供養」「御誕生會談義」「袈裟供養」「親年
     忌弔」「久遠寺五重塔供養談義」が収録されている。
     成立時期及び著者については「向師三百年忌供養慶長十八年癸丑八月草之」(「十種供養) 「
     慶長十三年戊申六月廿七日草之」(「堂供養」) 「於摂州永(ママ)満寺千部読誦在之供養用
     意慶長九甲辰極月二日暁天於玉洞妙院草之」(「千部供養」) 「慶長九年甲辰四月七日草之身
     延山久遠寺妙法華院」(「御誕生會談義」) 「寛永四年十一月八日於本法寺談為光室弟三年忌
     執行之」(「親年忌弔」) 「元和五己未十一月日於大野山本遠寺寂静院草之日遠四十八歳」(
    (久遠寺五重塔供養談義)と注記されており、慶長九年(1604)から寛永四年(1627)にかけて
     身延山22世日遠に近く、かつ京都本法寺にも縁のある僧侶によって記された談義草稿を収録し
     た資料と思われる。

辻堂建立供養 他

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