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妙経文句私志記(ミョウキョウモングシシキ)

妙経文句私志記(ミョウキョウモングシシキ)全14巻14冊

丁 数 【巻一】83丁/【巻二】80丁/【巻三】79丁【巻四】88丁
【巻五】103丁/【巻六】103丁/【巻七】103丁/【巻八】101丁
【巻九】80丁/【巻十】76丁/【巻十一】72丁/【巻十二】120丁
【巻十三】67丁/【巻十四】51丁
版 式 無辺無界 10行20字(注文双行) 双花口魚尾 中黒口
装 丁 四針眼 綫装
大きさ  28.3p×18.3p
刊 記 
刊行時期  江戸時代中期(寛永5年(1628年)以前か)

    『妙経文句私志記』は、中国隋代の僧で中国天台宗の開祖智の講述を弟子の章安灌頂が筆録整
     理した『妙法蓮華経文句』に唐代の僧智雲が註をつけたもので、全14巻からなる。
     今回紹介した『妙経文句私志記』は木活字を使用した「木活字印本」であり、江戸時代初期に刊
     行された「古活字版※注」と呼ばれる資料である。この『妙経文句私志記』は無刊記であるが
     、身延山大学図書館では別に同版と思われる古活字版の『妙経文句私志記』を所蔵しており、そ
     の巻十四巻尾識語に寛永5年(1628)と記されていることから、本書は寛永5年以前に出版され
     たものと推定できる。〈坂本文庫資料〉

※古活字版 明治以前の活字印刷の版本で、文禄年代(1590年代)から寛永年間(1640
年代)頃に亘る約半世紀間に出版された活字印刷物の総称。当時の活字は木
製が殆どで、極稀に金属活字による版本も存在する。
参考文献:『日本書誌学用語辞典』川瀬一馬著 昭和57年 雄松堂書店

妙経文句私志記

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