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止観義例随釋(シカンギレイズイシャク)

止観義例随釋(シカンギレイズイシャク)全6巻3冊

丁 数 【巻第一】33丁/【巻第二】36丁/【巻第四】30丁/【巻第五】32丁
【巻第六】35丁
版 式 四周双辺有界 8行20字(注文双行) 双花口魚尾 中黒口
装 丁 四針眼 綫装 栗皮表紙
大きさ  29.4p×20.3p
刊 記  @于時寛永十一甲戌暦仲春上旬  於山門西塔南谷摺刊之(巻第一末)
A于時寛永十一甲戌暦三月下旬  於山門西塔南谷摺刊之(巻第六末)
刊行時期  寛永11年(1634年)

    『止観義例随釋』は中国宋時代の僧である處元が、中国天台宗六祖である湛然の著作『止観義例
     』を注釈したもので、全6巻からなる。
     今回紹介した『止観義例隨釋』は木活字を使用した「木活字印本」であり、江戸時代初期に刊行
     された「古活字版※注」と呼ばれる資料である。この『止観義例隨釋』は巻一・巻二、巻三・
     巻四、巻五・巻六と其々2巻ごとに合本されていて、現在3冊に装丁されている。巻一、巻三、巻
     五各巻頭に捺印された蔵書印から、本資料は静岡県静岡市の日蓮宗本山本覚寺の蔵書であったこ
     とがわかる。

※古活字版 明治以前の活字印刷の版本で、文禄年代(1590年代)から寛永年間(1640
年代)頃に亘る約半世紀間に出版された活字印刷物の総称。当時の活字は木
製が殆どで、極稀に金属活字による版本も存在する。
参考文献:『日本書誌学用語辞典』川瀬一馬著 昭和57年 雄松堂書店

止観義例随釋 巻第一・巻第二

止観義例随釋 巻第三・巻第四

止観義例随釋 巻第五・巻第六

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