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(26)において14体、計204体の仏像調査をおこなった。 ここまでの調査仏像数は、計762体。②仏像修復技法および材料(樹脂接着剤・漆・金箔等)の詳細な調査をおこなった。また、材料入手に関する情報収集および現地スタッフによる材料調達をおこなった。 これにより、修復に用いる材料はほぼ全て現地で調達できることが確認された。③情報文化省考古学局に、第1~3回までの仏像調査目録(9寺、仏像558体分)をCD-ROMにて提出した。④ワット・ビスンナラート(20)の仏像4体(No.38、No.47、No.55、No.56)について、第3回より引き続き修復をおこなった。 また、新たに同寺の仏像2体(No.25、No.39)の修復作業を開始した。 修復中の仏像数は、計6体。 さらに、螺髪およびケツマラート(仏像の頭頂部突起)について、復元・制作をおこなった。⑤今回、現地寺院の僧侶が修復作業に参加した。将来、ラオス人による修復を実現する上で、その担い手となる人材の確保に見通しが立てられたといえる。⑥調査風景・修復状況等の撮影について、従来のデジタルカメラによる写真に加え、ビデオカメラによる動画撮影を導入した。 今回はルアンパバーンの街の風景、および人々の生活について撮影をおこなった。ビエンチャンおいて18体、ワット・セーン(07)において128体、計322体の仏像調査をおこなった。 ここまでの調査仏像数は、計1084体。②前回に引き続き、ワット・ビスンナラート(20)の仏像6体(No.25、No.38、No.39、No.47、No.55、No.56)の修復をおこなった。主に金箔貼り・古色の再現などをおこなった。 No.25については、パタイペットによる修復を試みた。 また、ワット・パホック(24)、ワット・サラターム(27)、ワット・チョムペット(29)、ワット・ホーサイヤー(35)の4寺院については、調査対象となり得る仏像が存在しないことが確認され、状況写真の撮影のみをおこなった。 今回をもって、ユネスコ作成の遺産分布図にリストアップされた、ルアンパバーン世界遺産地区内の38箇所の寺院・施設のうち、調査対象である01~35までの35寺の調査を終了した。 なお、36~38はそれぞれ王宮博物館・歴史的木造建築物(詳細は不明)・ユネスコのルアンパバーン事務所である。 調査仏像数は、総計1174体となった。②ワット・ビスンナラート(20)の仏像6体(No.25、No.38、No.39、No.47、No.55、No.56)の修復を終えた。 No.25はパタイペットとカモックの相性が合わず、キシーとカモックにて修復成形した。95ビエンチャン第6回 事業期  間 2004(平成16)年9月3日~同24日場  所 ラオス人民民主共和国 ルアンパバーン、参加人員(6名) 柳本伊左雄  依田  司  鈴木 義孝 大石 康雄  永利 郁乃  高田 充弘主な活動内容①ワット・シーブンフン(04)において14体、ワット・シエントーン(02)[再調査]において9体、ワット・シエンニューン(28)において92体、ワット・タオハイ(34)において22体、ワット・タムプーシー(23)において10体、ワット・パパーイ(10)[再調査]において5体、ワット・パンルアン(33)において24体、ワット・ムンナ(19)に第7回 事業期  間 2005(平成17)年2月12日~3月10日場  所 ラオス人民民主共和国 ルアンパバーン、参加人員(8名) 柳本伊左雄  池田健太郎  兒玉 一乃 森田 信宏  鈴木 義孝  大石 康雄 高田 充弘  町田 有美主な活動内容①ワット・シーブンフン(04)[再調査]において3体、ワット・ビスンナラート(20)[再調査]において64体、ワット・ランコーン(30)において14体、ワット・タムシエンニューン(31)において7体、ワット・ポンシアート(32)において2体、計90体の仏像調査をおこなった。

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