表545結 論アマチュア実験のグラム単位での計算カモーク作成後のゴム手袋の重量引く作成前の重量カモーク作成前のキタオとキタオの皿の合計重量引く作成後の合計重量 カモーク作成前の漆と漆の皿の合計重量引く作成後の合計重量使用されたキタオと漆の合計重量完成されたカモーク+ゴム手袋に残っていたカモークキタオと漆の比率主観的評価ことができた。第一に、経験豊富なカモーク製作者は漆の2.7倍の灰をカモークに入れることができ、それでも使用可能なカモークを作れるが、経験の浅い製作者は漆の1.83倍の灰を使用しても使用可能なカモークを作ることができない。これは、混合過程がいかに困難で重要であるかを証明する。第二に、誰がカモークを作ったとしても、ほぼ同じ量が手袋に付着したままであり、作成の過程でほぼ同じ量が失われることがわかった。最後に、最も重要なことは、誰がそれを成し遂げることができるのか、そしてその理由の問題である。被験者#1はViraivanPhonsamaiを見て、彼女の手の動きをコピーしようとしたが、経験がなかったため、有用なカモークに近いものを作ることができなかった。被験者#2は粘土の経験があり、使用可能な粘土と同じ質感のカモークを作ろうとしたが、この経験では使用可能なカモークを作ることができなかった。被験者#3はViraivanPhonsa-maiを見て、彼女の手の動きを可能な限り正確に模倣し、使用可能なカモークを作ることができたが、漆に対する灰の濃度は最適な濃度よりも低かった。被験者#4はエポキシパテの製造に30年の経験があり、エポキシパテの質感を考慮してカモークを製造し、漆に対する灰の濃度は予想ほど高く①マリ10.7-10.4=0.6g10.4-10-0.4g38-21.8=16.2g11-3.7=7.3g16.2+7.3=23.5g13+7.1=20.1g14.3+7.2=21.5g14.3+7.2=21.5g21.5+0.6=22.1g18.8+0.4=19.2g19.6+0.8=20.4g19.6+0.8=20.4g2.22:1使用に硬すぎる使用に硬すぎる②池内38-25=13g11-3.9=7.1g1.83:1はなかったが、柔らかくて使いやすいカモークを作ることができた。 この研究はいくつかの重要な結論につながった。第一に、経験豊富な人が螺髪型に使用するために作ったカモークは、灰と漆の比率が約2.5~2.7対1である必要がある。第二に、仏像の成形や亀裂の修復に使用するために経験豊富な人が作成したカモークは、約2.3-2.6対1の比率を使用して作成され、螺髪よりもわずかに少ないため、少し柔らかくなる。そして最後に、経験の浅い人がカモークを作りたい場合、彼らは経験豊富な人を非常に注意深く見るか、同様のパテを経験する必要がある。 この研究では、ラオスのカモークを検討した。この地域の他の国々はまだ調査されていないため、今後さらに調査が必要になる。【付記】本稿は、拙稿「2018KhamoukStudy」(身延山大学国際日蓮学研究所編『日蓮学』第2号、平成30年10月)を加筆訂正したものを和訳したものである。③ワーン11.1-10.1=1g38-20.5=17.5g38.2-23.9=14.3g12-4.8=7.2g2.43:1使用可、螺髪制作に使用④鈴木11-10.2=0.8g10.7-3.5=7.2g1.98:1成形可、型にはめた
元のページ ../index.html#47