令和五年度、第二十九回、身延山大学入学式にあたり、身延山学園理事長として、入学生の皆さんに、一言お祝いの言葉を贈ります。百花繚乱の本日、身延山大学に入学を許可された新入生二十一名の皆さん、ご入学おめでとう御座います。また、ご師範、保護者の皆様、誠におめでとう御座います。さて、皆さんがこれから勉学に励むこの身延山大学は、日蓮大聖人の御魂が宿るこの身延山にあって、身延山久遠寺第十四世、善学院日鏡上人が、西谷の地に現在の身延山大学の前身であります、西谷檀林に学舎を創立し、講学に努めて以来、四百六十年余の長い歴史と伝統がある大学であります。本学の建学の精神に、「日蓮聖人の立正安国の棲神に則り」とあります。立正安国とは「正法を立てて国を安んずる」つまり、お釈迦様が説かれた唯一正しい教えである、法華経の教えをもって、安穏な国を築く、ということであります。「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」などの著者として有名な、宮澤賢治は、法華経の熱心な信仰者でありました。彼の残した言葉に「全体世界が幸福にならない限りは、個人の幸福はあり得ない」とありますが、これはまさに、世の中の平安を願われた日蓮聖人の御心、そして立正安国の精神が表れた言葉であります。私たち一人一人が、仏教の説く命の大切さを知り、他を敬い、「共に生き共に栄える」という法華経の精神を、自分の人生に反映させることが、世の中全体の幸福に繋がっていくものと存じます。 そのためにも、皆さんには勉学は勿論、人格の向上、更には一人一人が、立正安国の世の中を築いていく担い手として、その自覚に目覚める、有意義な大学生生活を送られることを願っております。 また、本年は日蓮聖人のご入山、身延山開創七五〇年という記念すべき年であります。皆さんがこの場所で一生懸命に勉学に励むことが、また新たな身延山の歴史を作ることに繋がります。◆持田日勇身延山学園理事長式辞誓いの言葉を述べる田中太樹さん第52号(年2回発行)令和5年11月号〒297‒0026 千葉県茂原市茂原1201TEL 0475‒22‒3153 ― 3 ―NANTENお題目初唱の霊場身延山久遠寺総務身延山学園理事長東身延本 山藻 原 寺貫 首 持 田 日 勇〒299-5226千葉県勝浦市串浜753Tel 0470-73-1524惠日寺住 職 池 内 円 海身延山大学保護者会元会長身延山大学保護者会顧問
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