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学校法人身延山学園 身延山大学English Version

学長からのメッセージ

身延山大学は日蓮宗総本山身延山久遠寺に併設され、仏教精神、日蓮聖人の「立正安国」の精神に基づき大慈悲心にあふれる学生を育む協働教育の大学であります。平成六年(一九九四)に身延山短期大学から四年制の大学へと改組、更に平成十六年からは、仏教福祉学科(現福祉学科)を設けこれまで地域社会に貢献する有為な人材を輩出してまいりました。

しかしながら、都市部を離れアクセスの悪い山間部に位置するため、一極集中、少子化という社会現象にあって学生の確保に毎年難儀しているのも事実であります。そのような状況の中にありまして、山紫水明豊か、霊気あふれる身延の地で自己を見つめ、勉学に勤しむために全国から若人、社会人が集っているのも事実であります。

わが身延山大学は日本一小さな大学であるが故に、質が高い教育を提供し、教職員と学生の距離は頗る近く、学生の一挙手一投足が見える環境にあります。平成二十九年度からは、殊に仏教に特化し実践を重んじる一学部一学科三専攻制(日蓮学・仏教芸術・福祉学)とすることを決し、社会貢献・地域貢献・国際貢献に寄与する大学として更なる進歩を続けることとしました。

東日本大震災ボランティア、COC+(地(知)の拠点大学による地方創生推進事業)、東北再生「私大36ネット」、公開講座開設(甲府市・南アルプス市・静岡市・京都市・東京都)、ラオス国ルアンパルバン仏像修復プロジェクト(国際協力基金拝受)、マレーシア国ペナン島講座、韓国金剛大学学術・留学生交流、東国大学学術交流 モンゴル国ガンダン寺交流等の活動を通して身延山大学の存在意義を広く認識していただくようになりました。

日蓮聖人が人生最大の危機に直面された佐渡配所の地で認められた『諸法実相鈔』(文永十年(一二七三)五月十七日)には、「行学の二道をはげみ候べし」と教示されています。勉学に、修行に、実践に励み、自らを鍛え他者に奉仕する心を育むため共に汗をかく学び舎、身延山大学で日々を過ごしては如何でしょうか。

身延山大学長  望月 海慧